ココ・ファーム・ワイナリー 訪問 秋
私がいつもお世話になっているNakazawa Vineyardのブドウや余市のブドウで美味しワインを造ってくれている、栃木のココ・ファーム・ワイナリーに行ってきました。前回は酷暑の8月にお邪魔しましたが、今回は仕込みで忙しいこの時期をあえて狙って行ってきました。うまくタイミングがあえば中澤さんと合流できたのですが、今回はブドウの収穫時期と重なり断念。でもとても充実した訪問でした。
出張先の浅草から、東武の特急りょうもうに乗ること1時間ちょっと。足利で下車します。そこからワイナリーまではタクシーを使います。15分ほどで到着します。
まず店内に入り、奥のセラーを確認するとKurisawa Blanc2007がこのようにライティングされて売られています。これだけでこのワインが別格だというのがわかります。
前回と同様に500円を支払ってテイスティングをしました。5種のワインが飲めます。担当の方と楽しい会話がはずみ、その後お店の下にある作業場へ。
そこでまず目にしたのがこれです。
その日作業をしているブドウを「今日のおすすめ」として紹介しているのです。この憎らしい演出にちょっと笑ってしまいました。ちなみにこの日は山形のカベルネ・ソーヴィニヨンで、隣にブドウも置いてあり味見が出来るようになっていました。果皮がとても肉厚で甘味の乗った美味しいブドウでした。
ふっと横に視線を移動させると、近くにこんなものが落ちていました。
おそらく前々日だと思うのですが、中澤さんのブドウ達を仕込んでいる時はこれがボードに貼られていたと思われます。
この時はこころみ学園の園生と醸造責任者のブルースさんがブドウの選果と桔梗破砕を行っていました。見た目と香りで瞬時に選果する様子はとても驚きました。まさにプロの仕事です。
しばらく見させてもらった後、カフェでランチをいただきました。
デッキランチ(1000円)とあわせたワインはもちろん、Kurisawa Blanc 2007です!以前畑のある中澤さんのご自宅でも飲ませていただきましたが、造られている場所で飲むワインもまた最高!ソーセージ+ザワークラフト+サラダ+パンというワンブレートのランチでしたが、とにかくワインとソーセージとザワークラフトとの相性は素晴らしかったです。優雅なお昼の一時を楽しみました。
楽しみはこれだけではありません。
中澤さんがブルースさんに連絡を取ってくれ、ちょうどランチタイムにわざわざ我々の所に来てくれたのです。
そこではココ・ファーム・ワイナリーの今後や、ブルースさんの今後についても少々教えて頂きました。
そしてさらに!中澤さんのピノ・グリのジュースも飲ませていただきました。
見事なピンク色です。昨年は中澤さん宅で飲ませていただいていますが、今回は昨年と比べ香りの青臭さが少なく、とても甘味がのっている印象です。酸もしっかりしていますが、トゲトゲしさはありません。とてつもなく美味しいジュースです。果たしてこれがどのようなワインに変貌するのか楽しみです。
今回もとても充実した訪問でした。
1本のワインが繋ぐ縁、とてもありがたいです。
今年はブドウの収量が少なく、Kurisawa Blanc2008が果たしてどうなるのか一抹の不安はありますが、あとは祈るだけです。
この度は本当に中澤さんにはお世話になり、ありがとうございました。
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