« ASDA Extra Special BARBERA D'ASTI | トップページ | KURISAWA BLANC 2009 »

2010年10月22日 (金)

「バローロ、バルバレスコだけじゃない!ピエモンテワインの魅力」会

アルトリヴェッロの伊東社長、ご存知「闘うワイン商」こと川頭さんが、同社の札幌プロモーションのため3日間の日程で来札されました。
これにあわせ、毎年私主催でワイン会を開催しています。
今年のテーマは
「バローロ、バルバレスコだけじゃない!ピエモンテワインの魅力」
です。
ワイン好きの方であればピエモンテのワインと言えば、バローロやバルバレスコが真っ先に頭に浮かぶことでしょう。しかし、これらは飲み頃を迎えるのに時間がかかり、さらに値段が高い!美味しいんですが、なかなか難しいワインでもあります。
実際、ピエモンテの一般人がいつもバローロを飲んでいる訳でもありません。
ということで、それ以外のピエモンテワインを知ってもらおう、というのが今回の主旨です。
ワインはロエロ地区からモンキエロ・カルボーネ、ドリアーニ地区からペッケニーノのワインを集め、そのインポーターである伊東社長と川頭さんに解説してもらいながら、楽しみました。

会場は、札幌でも老舗のイタリアン「カンティーナ・スズキ」さん。
参加者は全部で12名。
Photo

用意したワインは10種、15本!
Photo_2
初めに言っておきます。
どれも素晴らしいワインでした。
「美味しい」「素晴らしい」という言葉以上の表現が出来ないため、ワインのコメントは少なめです。

①モンキエロ・カルボーネ ソリ・ルキン モスカート・ダスティ 2008
Sori_ruchin08
まずは乾杯の泡、といきたいところですが、モスカート・ダスティは微発砲なため、乾杯の食前酒です。マスカットの香りに、完熟ブドウのしっかりとした甘味。かといってベタつくことはなく、グビグビ飲めちゃいます。

②モンキエロ・カルボーネ ランゲ・ファヴォリータ 2009
Favorita09
この夏初入荷となった限定ワイン。私自身飲むのをとても楽しみにしていた白ワインです。 ピエモンテの土着品種ファヴォリータで造られますが、モンキエロのものは僅か2haの畑で栽培されているだけで、もともとは、ドイツのお客さん向けの特注品だったとのこと。桃の香りを感じ、フルーティーな印象です。後半の苦味が程よいアクセントになってます。やはり酸がきれい。

③モンキエロ・カルボーネ タマルディ 2006
Tamardi06
ピエモンテの樽を使った白で私が最も好きなワインです。シャルドネ70、ソーヴィニヨン・ブラン30%でバリックを使っているにも関わらず、樽感は強くなく、絶妙なバランスを保ちます。このタルタルしていない樽感こそがこのワインの特徴。4年経って果実味が落ち着き、酸が前に出ています。いつも言うんですが、タピオカ・ココナッツの中に入っているパイナップル。和食にあうワインでしょう。

④モンキエロ・カルボーネ チェク ロエロ・アルネイス 2007
Cecu07
標高300m 2haのチェク畑から採れるアルネイスを使用。しっかりとした果実味は落ち着きをみせ、ほのかな苦味と美しすぎる艶やかな酸、程よいミネラルとのバランスが極上!旨味もたっぷり。 このワイナリー最高の白で、数あるロエロ・アルネイスの中でもこれがNo.1でしょう。

⑤ペッケニーノ シリ・ディエルム 2007
Sri_djermu07
ここからドルチェットを2種。
以前飲んだことがあるワインですが、印象ががらり違います。タンニンがかなり暴れていて落ち着くまでに3日かかったのですが、これは1時間前抜栓にもかかわらず、とても滑らかです。凝縮した果実味はありますがドルチェットという名前の由来からくる甘味は強すぎません。とても均整がとれていて美味しいです。

⑥ペッケニーノ ブリッコ・ボッティ 2006
Bricco_botti06
僅か1haの「ブリッコ・ボッティ」で収穫される最上級のドルチェット。大樽で24ヶ月熟成してます。ビンテージ差はあるものの、シリ・ディエルムとの違いは明らかで、同じワイナリーで同じ品種なのに、こうも違うのか、という印象です。もちろん凝縮感、果実味、酸味、余韻、全てにおいて高次元です。ブラインドだったら、「ボルゲリのサンジョヴェーゼ+メルロー+カベルネ」と答えそうなニュアンスです。これで4500円は安いと思います。

⑦モンキエロ・カルボーネ モンビローネ バルベーラ・ダルバ 2001  
Monbirone01
ここからはモンキエロ・カルボーネのクリュ・トリオ。しかも良年の2001年!
バルベラの上級ライン「モンビローネ」畑から収穫される最上級の葡萄を用いて造られます。このワイン、初リリースは1960年で、実はワイナリーよりも古くからあるワインなんです。私は初で、これも楽しみにしていました。ベルベーラらしい、梅しそはありますが、酸が実に柔らかく、強いんだけれども刺さらない、これもまた美しい酸です。果実味の旨味たっぷりで、タンニンもこなれています。実に美味しい。

⑧モンキエロ・カルボーネ スル ロエロ 2001  
Sru01
ロエロ地区の標高350m南西向きの畑「スル」(2ha)で収穫されたネッビオーロで造られます。これは私も好きなワインです。これもまた非常に繊細で、嫌みな部分は全くなく、最後までスルっと喉を通ります。鼻から抜ける樽香も強すぎず良いバランス。ずーっと口に含んでいたい、そんなワインです。これを知ったらもうバルバレスコはいりません。

⑨モンキエロ・カルボーネ プリンティ ロエロ 2001  
Printi01
モンキエロの最上級ライン、標高350m、南西向きの畑「プリンティ」(2ha)から採れる厳選された葡萄のみを用いて造られます。フレンチバリックで24ヶ月、更に瓶熟をさせて出荷されます。果実味も落ち着きを見せ始め、酸の絡み具合が最高!美しすぎる酸。後半のタンニンはまだ若干硬さと粗さを残しますが、文句なしに美味しいワインです。本当のピークはいったいどんな感じなのか?恐ろしいワインです。

⑩モンキエロ・カルボーネ ソリ・ルキン モスカート・パッシート 2001  
Sori_di_ruchin01
90日間陰干ししたモスカートを大樽でクリーンに仕上げたフレッシュな甘口ワインです。今回は熟成させたのを飲みたくて初リリースの2001を用意しました。シェリーっぽさが感じられ、凝縮された甘さの中にしっかりと残る酸。紅茶キャンディーのニュアンスもあり、これまた最高のドルチェです。

伊東社長、川頭さんの丁寧な解説、楽しい裏話などでとても楽しい会となりました。特に川頭さんによるピエモンテの地区別土壌と品種の関係についてのミニレクチャーはとても勉強になりました。お二人には改めて感謝いたします。
ワインに関しては私の好きなものばかり集めたので、私が一番満足していたかもしれません。参加された皆様、楽しい時間をありがとうございました!

次回は来春の予定です。

|

« ASDA Extra Special BARBERA D'ASTI | トップページ | KURISAWA BLANC 2009 »

イタリア(ピエモンテ)」カテゴリの記事

ワイン会」カテゴリの記事

コメント

この度は素晴らしいワイン会に
ご参加させていただき、
本当にありがとうございました!
品種が多すぎて、
なかなか取っ付きにくい印象だった
イタリアワインがアマさんのおかげで、
とても身近に感じられました^^

ワインの感想もとても参考になります。
私も頑張って来月中にはブログにアップしたいと思いますー!
本当にありがとうございました^^

投稿: よし | 2010年10月22日 (金) 23時35分

アマさま

本当に素晴らしい会を有難うございました。
我々でもなかなか飲む機会の少ない貴重なヴィンテージのワインたちを集めていただき、感無量です。
PECCHENINOの扱いは始まったばかりですが、皆さまにもご協力頂き、確固たるブランド作りをしていきたいと思います。
本当に有難うございました。

投稿: giorgio | 2010年10月23日 (土) 13時55分

よし様

この度はご参加いただき、ありがとうございました!
よしさんのコメントが気になりますので、頑張ってブログを更新して下さいね!


giorgio様

札幌まで来て頂き、本当に嬉しく想っています。毎年のことではありますが、ご一緒できて本当に楽しいです!
今回でドルチェットの概念がひっくり返りました。
素晴らしいワインですね。
また来年、楽しみにしております!

投稿: アマ | 2010年10月23日 (土) 16時08分

個人的感想ですが、久しぶりに、ワインも食事もパーフェクトなワイン会でした。

熟成させるとここまでの仕上がりになるんですね。それがこのお値段で。となればもう奇跡なのでしょうか。否、生産者の意気込みでしょう。飲み手はそれを感じ取りつつ至福の時を過ごす。。。これも一期一会

ありがとうございました

投稿: 呂比須 | 2010年10月26日 (火) 00時27分

呂比須様

お褒めにあずかり光栄でございます。
今回は川頭組ネットワークを利用し、かなり頑張りました。一部酒屋から「札幌で不穏な動きがある」と情報が裏で流れていたようですが(笑)。
来春どうしようか、今から悩みます(苦笑)。

投稿: アマ | 2010年10月26日 (火) 21時34分

モンビローネの07なら手に入れていますので、時が来たらまた不穏な事をしませんか^^;

投稿: 呂比須 | 2010年11月 1日 (月) 00時47分

呂比須様

了解です。時が来たらご連絡お待ちしてます!

投稿: アマ | 2010年11月 1日 (月) 21時42分

この記事へのコメントは終了しました。

« ASDA Extra Special BARBERA D'ASTI | トップページ | KURISAWA BLANC 2009 »