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2010年3月 6日 (土)

VALENTINI TREBBIANO d'ABRUZZO 2000

私のワイン仲間の方から、札幌にあるイタリアン、カンティーナ・スズキさんでヴァレンティーニのトレッビアーノ・ダブルッツォを一緒に飲まないか?というお誘いを受け、いただいてきました。ヴァレンティーニといえば、アブルッツォのみならず、イタリアを代表する巨匠で、「ヴァレンティーニを飲まずして、イタリアワインを語るな」と言われるほど、有名なワインです。エドアルド・ヴァレンティーニはいわゆる自然派と呼ばれる造り手ですが、彼が世界中の自然派に与えた影響は計り知れず。残念ながら2006年に亡くなっています。現在は息子さんが彼の哲学を引き継いでいます。
ヴァレンティーニのワインはゆっくり時間をかけて楽しむワインだと聞いていたため、今回はスズキさんにご無理を言って、2時間前に抜栓していただき、さらに主催者の方と、スズキさんのご厚意により、残ったワインを持ち帰らせていただき、その後の変化を確かめました。スズキさん、ありがとうございました。
Valentini_trebbiano2000

 

産地:イタリア アブルッツォ州 ロレート・アプルティーノ

原産地呼称:トレッビアーノ・ダブルッツォDOC

輸入元:セイワジャパン(現在はラシーヌ)

ブドウ:トレッビアーノ

色:やや濁りのあるゴールド

香り:燃えた髪の毛、モカ、草、アプリコット、柑橘系

味:
・抜栓2時間後:薄い果実味の後、しっかりとした酸味が口の中を覆います。苦味もやや強め。還元臭が強く、味もそれに隠れてしまいます。後半から余韻は薄く短くあっという間に引いてしまいます。が、翌日になって煎ったナッツの味わいが舌に残っていました。
・3日目:香りはレモンが強く、モカは薄くなり、還元臭は消えました。味わいは果実味の薄さは変わらず、その分ミネラル感を強く感じます。酸の強さも変わらず。後半でうま味が出てきて、余韻ではヘーゼルナッツが薄くそこそこ長く続きます。
・6日目:アプリコット、レモン、オレンジの皮、シソの香り。果実味にボリュームが出てきて、味わいに奥行きを感じます。果実味はやはり強くはありませんが、甘味・苦味・酸味の均整がとれてきました。ミネラルも十分。余計なものがとれて、でも全体的にふっくらとした印象です。ヘーゼルナッツの余韻は薄く長く続きます。この時点が個人的には一番美味しく感じられました。

値段:市場では9000円前後

やはり思った通り、時間が必要なワインでした。99を飲んだ方々の意見では、比べるとちょっと薄い印象のようです。99が良すぎたのか…。「高貴なワインは造れない」と言われているトレッビアーノをここまで品のあるワインにした功績はさすがです。ですが、正直なところ、価格に見合った味わいかと言うと…。私のような素人のワイン飲みには理解できない世界かもしれません。こういうワインはやっぱり現地で楽しむのが一番でしょうね。
スズキさん、ご一緒した皆さん、貴重なワインと楽しい時間をありがとうございました。

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コメント

経過報告楽しみにしてましたー!
6日目にしてアマさんの好みになるとは、
本当にすごいワインですねー^^
私なら、6日目まで我慢できなさそうです^^;

投稿: よし | 2010年3月 9日 (火) 22時08分

よし様

ありがとうございます。凄いワインなのか、私にはちょっと理解が難しいところです。かなりの還元状態にあったため、6日かけて酸化させたら、ちょうど中和された、というところでしょうか。それをヴァレンティーニが意図してのことかはわかりません。「現地で飲むべき」と書いたのは、いわゆる自然派ですので、ここまで還元状態にはならないうちに飲めるだろうと思って書きました。でも真実はわかりません(苦笑)。

投稿: アマ | 2010年3月10日 (水) 21時58分

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