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2009年9月27日 (日)

第3回 イタリアワイン持ち寄り会

「ワインと食事を楽しむ会 in 札幌」主催ですっかり恒例になった人気の会、イタリアワインの持ち寄り会に参加してきました。第3回目です。
今回の場所は、札幌では老舗イタリアンに入る「リストランテ ダルセーニョ」です。最近薪窯を入れ、ナポリ・ピッツァが美味しいお店としてますます人気が高まっているお店です。
今回も参加人数は12名。ですが、集まったワインはやっぱり12本越えの14本!
Vino



前回の反省を踏まえ、今回はちゃんと全てのワインについてコメントします。

①BELLAVISTA Cuvee
Bellavista
最初の乾杯はご存知フランチャコルタの代表格、ベッラビスタです。しっかりとした果実味に優しい酸味。ミネラルも十分。ちょっと泡の刺激が強い印象ですが、美味しいです。グビグビ飲んじゃいます。
ブドウ:シャルドネ80%、ピノ・ビアンコ+ピノ・ネロ 20%


②CUSUMANO jare 2007
Cusumano_jale07
今回は偶然にも白はシチリアが3本揃いました。1本目はクズマーノのヤレです。バターやバニラの香り。濃い甘味の後、苦味も強く感じます。きっとスキンコンタクトが長いのでしょう。その後程よい酸が続きます。ただ引きが早く、余韻もちょっと短めです。
ブドウ:シャルドネ 100%

③GULFI Valcanzjria 2007
Valcanzjria07
次は私が持参したワインです。グルフィのヴァルカンツィリアです。シチリアのシャルドネに感じるパイナップルの香りに薬草系のハーブが混じります。果実味がしっかりしてますが、決して濃すぎず、酸もしっかりと絡んできます。塩気のミネラルもほんのりと感じ、その後薄目の苦味へ続きます。うまみ十分。余韻は薄く長く続きます。
ブドウ:シャルドネ 75%、カリカンテ+アルバネッロ 25%

④DONNAFUGATA Chiaranda 2006

ラベルに描かれた女性のイラストで有名なドンナフガータのキアランダです。やはりパイナップルと樽由来のココナッツ、バニラが香ります。完熟ブドウの甘味がしっかり、そこに程よい酸味が溶け込んでいます。後半で強めの苦味とほんのりタンニンを感じます。余韻は長いです。
ブドウ:シャルドネ 50%、アンソニカ 50%

⑤MALVIRA’ ROERO SUPERIORE 1998
Maalvira_roero98
ここからネッビオーロのオンパレードです。最初はピエモンテ州、ロエロ地区の優良ワイナリー、マルヴィラのロエロ・ロッソです。煙の中に赤いベリーとカシスが香ります。98ですが果実味がしっかりしてます。酸も丸く、タンニンは柔らかいです。後半でほのかにカカオのような苦味があります。余韻で樽、ブドウの皮が長く続きます。綺麗に熟成されていて美味しいです。
ブドウ:ネッビオーロ 100%

⑥GRASSO FRATELLI SORI VALGRANDE BARBARESCO 1999
Grasso_barbaresco99
安くて美味しいクラシカルなバルバレスコの造り手、グラッソ・フラテッリのものです。これはソリ・ヴァルグランデという単一畑のもので、しかも良年の1999!これもネッビオーロらしい煙に赤いベリーが香ります。果実味は先のロエロに比べると薄く、やや枯れた感じも出てきています。酸は太く、でも丸く心地よいです。灰っぽいミネラルがしっかりと土台を作っています。どことなくホッとする味わいです。
ブドウ:ネッビオーロ 100%

⑦FONTANAFREDDA BARBARESCO 2003
Fontanafredda_barbaresco03
ピエモンテを代表する大手ワイナリー、フォンタナフレッダのバルバレスコです。私が飲んだ初めてのバルバレスコとバローロがこの会社のものでした。懐かしいです。かすかにコルク臭がしましたが、気になるほどではありません。ベリー系の香りですが煙はさほど感じません。猛暑だった03らしく、かなり甘味が強いです。その分酸味が弱め。タンニンは粗い感じましますが、さほど強くはありません。余韻でカカオが続きます。
ブドウ:ネッビオーロ 100%

⑧FONTANAFREDDA BAROLO 2004
Fontanafredda_barolo04
同じくフォンタナフレッダのバローロです。こちらはタバコの煙に赤いベリーもしっかり香ります。甘味はしっかりとし、そこから酸味がじわじわしみ出してきます。苦味はほんのり程度でタンニンはバローロらしく、強いです。ミネラル感はそこそこです。余韻ではこちらもカカオが続きます。クラシカルな大樽のバローロです。
ブドウ:ネッビオーロ 100%

⑨FATTORIA CASTELLINA CHIANTI MONTALBANO 2006
Chianti_montalbano06
カステッリーナというワイナリーのキャンティで、モンタルバーノという地区で造られたものです。抜栓直後は堆肥っぽい香りがしましたが、少しずつスミレが香ります。最近のキャンティは果実味が濃いのですが、これは全く異なるタイプ。甘味はしっかり感じるものの、サンジョヴェーゼ由来の酸が弱く、ちょっと水っぽさがあります。白ワインをブレンドして丸くしているのかと予想したのですが、サンジョヴェーゼ100%でした。サンジョ100でこういうキャンティが造れるのは驚きです。以前飲んだモンタルバーノはもう少しタンニックだったのですが、これは土地ではなく造り手の違いによるところが大きいと思います。個人的には冷やして飲んでみたかったです。
ブドウ:サンジョヴェーゼ 100%

⑩BORDONE NEBBIOLO D’ALBA Vatepe 2006
Vatepe_nebbiolo06
ピエモンテ州のロエロ地区にある小さなワイナリー、ボルドーネのネッビオーロ・ダルバです。ヴァテペという名前がついています。シソやベリー系の香りがします。香りだけではネッビオーロらしさはありません。味わいも梅しそを感じ、甘味はしっかりしていますが、酸は弱め。タンニンはこなれていて、これもまたネッビオーロらしくはありません。ブラインドだと間違いなく私はバルベーラと答えてしまいます。実際、ここのワイナリーはバルベーラの造り手のようです。その影響ではないと思いますが、ネッビオーロでこういう味のワインが出来るというのも驚きました。
ブドウ:ネッビオーロ 100%

⑪Agricola Punica. MONTESSU Iaola Dei Nuraghi 2005
Montessu05
プニカというサルディニアのワイナリーです。ここはサッシカイアで有名なテヌータ・サングイードのジャコモ・タキスとサンタディというワイナリーが共同で設立したワイナリーで、このモンテッスはバッルーアというワインのセカンドにあたります。初ビンテージの2005をいただきました。抜栓直後は動物系の香りがします。かなりパワフルな果実味で、甘みがどかんときます。その分酸は弱め。後半で梅しそが出てきます。タンニンも強めですがこなれていて柔らかいです。やはりジャコモ・タキス、ボルドーっぽいです。あと数年後に飲んでみたいです。
ブドウ:カリニャーノ 60%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%、カベルネ・フラン 10%、メルロー 10%、シラー 10%

⑫POGGIO LE VOPI BACCAROSSA 2004
Baccarossa04
ローマのあるラッツィオ州のワイナリー、ポッジョ・レ・ヴォルピのバッカロッサという赤ワインです。ここは白のフラスカーティが有名ですが、赤を飲むのは私自身初めてです。見た目から濃く、ユーカリが強く香り、その中にドライプラムを感じます。南らしく果実味が濃く、甘み強めの酸が弱め。後半で苦味が現れます。タンニンも強めですが、こなれていてマイルドです。余韻は薄いながらも長く続きます。今まで飲んだことがない独特の味わいです。
ブドウ:ネロブオーノ 100%

⑬BOTTEGA FRAGORINO ROSSO
Bottega
最後のドルチェワインです。グラッパの造り手として有名なボッテガのフラゴリーノ・ロッソという甘口微発砲赤ワインです。どういう造りをしているのか謎なのですが、香りがとにかくイチゴジャム!イチゴワインを思わせます。味わいもチェリー系の甘みがしっかりしており、後半でほんのり程度に酸を感じます。タンニンもかすかに感じる程度です。ドルチェの洋なしの赤ワイン煮と好相性でした。面白かったです。

今回も楽しい会となりました。偶然にも「シチリアのシャルドネベースのワイン飲み比べ」「ピエモンテのネッビオーロ飲み比べ」が出来ました。また初めて飲むワインも多く、勉強になりました。イタリアは本当に多種多様で果てしないです。どんなワインが集まるかわからないのが、この持ち寄り会の醍醐味ですね。
貴重なワインをご提供いただいた参加者の皆さま、美味しいお料理を出して頂いたダルセーニョさん、ありがとうございました!
このシリーズ、これからも続きます。

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コメント

いい会でしたね。拝見していて勉強になりました。
テーマなしの持ち寄りでも、偶然にテーマが成り立つ事があって、それもまた面白いですよね。
最後のドルチェワイン、飲んでみたいです wine
14本、もう1本はなんだったのでしょう?

投稿: | 2009年9月27日 (日) 09時50分

湧様

この会の主要メンバーが、ネッビオーロ好きでして、いつも「誰か持ってくるだろう」と思ったら、誰も持ってこなかったというのが、1、2回目でした。今回は「また誰も持ってこないだろうから自分が持って行こう」と思ってら今回こんなに集まりました(笑)。お店が南イタリア料理なので、シチリアはそれもあって集まったのかもしれません。
もう1本はイスキア・ビアンコだったのですが、ブショネで残念ながら飲めなかったんです。リハビリを依頼されましたで(笑)、後ほど結果をmixiにアップします。

投稿: アマ | 2009年9月27日 (日) 10時37分

こんにちは、

三回目にして念願のネッビオーロ登場となりましたね(笑)しかも、祭りで^^;

やはり、人数以上のワインが集まりどれもこれも個性的で楽しかったです。

そうそう、今調べていますが、NeroBuonoという品種ですが、なかなか情報がないのです。
もしや、このワイナリーの独自なクローンからなものかも知れません(私の憶測ですが)

最後に、ドルチェワインですが、輸入元が神戸のボンド商会というところです。
ベースがサンジョヴェーゼということで、衝動的に購入しましたが、よく分かりませんでした(笑)

投稿: 呂比須 | 2009年9月27日 (日) 12時40分

呂比須様

nerobuonoは確かに情報がありませんね。「美味しい黒ブドウ」という意味らしく、あの濃い果実味の甘さから、もしかすると生食用かも。他のワイナリーで使っているところもありませんし。
Fragolinoはヴェネツィア特産の微発砲ワインだというのはわかりました。どうやらフラゴリーノというブドウを使っているようです。グラッパの原料で、ワイン用としては認められていないそうです。イチゴ・リキュールが入っていたり、そうでなかったり…。作り方は不明です。どうやらサンジョは関係ないようです(苦笑)。

投稿: アマ | 2009年9月27日 (日) 16時23分

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