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2009年4月26日 (日)

第5回 カプリカプリワイン会

私の大好きな札幌のリストランテ、カプリカプリで開催されているワイン会です。前回は都合があわず参加できなかったため、昨年の9月以来の久しぶりの参加となりました。
今回のテーマは「ロンバルディア州」です。
この州は以前「オススメ!イタリアワイン会」でも取り上げています。
州都はミラノで、ファッションの街として有名ですね。ワインはシャンパーニュ製法のフランチャコルタや、山岳地帯のネッビオーロ、キュアベンナスカで造られるヴァルテリーナが有名です。
これらの美味しいワインをカプリカプリの美味しいお料理とあわせていただきました。
お料理の詳細はお店のブログをご覧下さい。
今回お出しいただいたワインは7種類。
Photo




今回も実に完璧なマリアージュでした!
では、ワインをご紹介します。

①Azienda Agricola Forghettina Franciacorta Brut NV
Forghettina_franciacorta
最初の乾杯でいただいたフォルゲッティーナのフランチャコルタです。フランチャコルタは「ベッラヴィスタ」「カ・デル・ボスコ」が有名ですが、このフォルゲッティーナはベッラヴィスタで醸造責任者と務めていた”フランチャコルタの職人”ロベルト・ガッティが1991に起こしたワイナリーです。きめ細かい泡立ちに、しっかりとした酸味の中にほのかに感じる甘味。後半から苦味がアクセントとなり余韻が長く続きます。瓶内二次発酵にあるイースト香が強すぎると私は苦手なのですが、これはほとんど鼻に残りませんでした。のっけから最高!です。

②CA'DI FRARA Apogeo Riesling 2007
Apogeo07
ミラノの南、エミリア・ロマーニャとの境にあるオルトレポー・パヴェーゼ地区にあるワイナリー、カ・ディ・フラーラというワイナリーの白ワインです。以前も飲んでいます。今回はアポジェオという名前のリースリングから造られたワインです。
リースリングといっても、イタリアにはリースリング・レナーノとリースリング・イタリコという2種類が存在します。前者はいわゆるドイツのリースリングと同じ”本物の”リースリングですが、後者はその本物とは全く異なる別の品種です。このワインは両方使われています。白桃やメロンの甘い香りの中にリースリング・レナーノ由来と思われる石油香がします。口に含むと優しい甘味に徐々に苦味が重なってきます。そして後半で酸がしっかりと締めてくれます。この苦味がプンタレッラの苦味とベストマッチでした。セパージュはわからないのですが、香りから察するにリースリング・レナーノの方が多いような気がします。

③LE FRACCE GARBOSO 2006
Garboso06
レ・フラッチェという初めての聞くワイナリーです。ガルボソという名前でバルベーラから造られるワインです。バルベーラといえばお隣のピエモンテのブドウですが、ここでも造られているんですね。カシスのような黒い実に樽が香ります。バルベーラ独特の梅しその味わいが最初から来て、その後じわじわと甘味がしみ出てきます。タンニンは細かく滑らかです。余韻でカカオの苦味が続きます。ピエモンテより柔らかくジューシーなバルベーラで美味しいです。

④LE FRACCE BOHEMI 2000
Bohemi00
同じく、レ・フラッチェのボエーミというワインです。こちらはバルベーラ 55%、クロアティーナ 25%、ピノ・ネロ 20%のブレンドワインです。こちらもカシスと樽が香り、その中にハーバルなニュアンスもあります。甘味苦味がしっかり、カカオ70%くらいのチョコレートを思わせます。酸ははじめからじわじわと現われ飲み込む直前でピークに達します。余韻は樽香が長く続きます。タンニンはややざらつきますが、同じく、これもとてもジューシーです。

⑤BARBACARLO MONTEBUONO 1990
Montebuono90
オルトレポー・パヴェーゼのブローニ村にあるバルバカルロというワイナリーのモンテブオーノというワインです。ナポレオンが戦いの疲れを癒すためにモンテブオーノで造られるモンテブオーノというワインを飲んだことから、このワインの歴史は始まります。クロアティーナ 55%、ウーヴァラーラ 25%、バルベーラ 20%というセパージュもこの土地独特です。今回は90というオールドビンテージをいただきました。熟したチーズや堆肥のような熟成香がします。はやり年月が経っているため果実味は薄く、最初から酸が広がります。タンニンは非常にこなれています。ちょっと限界ギリギリだったかもしれません。クロアティーナの力か、どことなく古酒のアマローネっぽさを感じます。機会があれば2004あたりを飲んでみたいです。

⑥Casa Vinicola Nera Valtellina Superiore Sassella Alisio 2004
Nera_alisio04
北部ヴァルテッリーナ渓谷にあるネラ家のワイナリーです。この地区はサッセッラ、グルメッロ、インフェルノ、ヴァリジェッラという4つの小地区に分けられ、今回はサッセラ地区のキュアヴェンナスカ(ネッビオーロ)から造られたアリシオというワインをいただきました。ピニョーラ・ロッソラ、ブルニョーラという地ブドウが5%ブレンドされています。ペリー系にスモークが香り、まさにネッビオーロを彷彿させます。果実味がしっかりとし、タンニンは非常に滑らかで、これもやっぱりジューシーです。酸がもう少し主張してもいいかなと個人的には思いますが、美味しいワインです。ピエモンテに比べるとゴツゴツした山岳地帯とは裏腹にとても柔らかいです。2日目に飲んでみたいです。

⑦Casa Vinicola Nera Valtellina Superiore Sforzato 2001
Nera_sforzato01
同じくネラ家のヴァルテッリーナ・スーペリオーレのスフォルツァートです。スフォルツァートとはアマローネと同じように、少しブドウを陰干しし、それによって糖度をあげて酒精強化したことを意味します。結果、アルコール度数は14.5%!カシスにプルーンと黒い果実の香り。陰干しによって生まれるしっかりとしたブドウの甘味。カカオのような程よい苦味。しっかりとしながらもトゲのない丸い酸味。ベルベットのようなタンニン。これらが渾然一体となり、長い余韻へと向かっていきます。01というビンテージも最高でしょう。仔牛のすね肉の煮込みを口に入れ、ワインを含むとそこはもう至福の世界です。


素晴らしかったです。最高でした。これ以上表現する言葉が見つかりません。
ロンバルディア、行ったことはありませんが、この時間違いなく店内はロンバルディアだったと思います。
笑顔と賞賛の声で店内はいっぱいでした。
カプリカプリの皆様、いつも至福の時をありがとうございます。
ご一緒された皆様、楽しい時間をありがとうございました。また次回お会いしましょう!

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コメント

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
11Ck7zqK

投稿: hikaku | 2009年4月26日 (日) 15時15分

「アマ・シート」にご招待頂きありがとうございました。
いや~shineアマさんが「ホーム」と呼ぶ理由がわかりました。
本当にお料理美味しかったですlovely
今度は私のイタリアン・ホームにお連れしたいと思いますが、次回のカプリさんの会も宜しくお願い致しますnote

投稿: 食い逃げ野郎 | 2009年4月27日 (月) 13時29分

ロンバルディア、ワインも魅力満載で、今行ってみたい土地No.1です。
お食事に、ドルチェ、ワインと一緒に心から楽しみました。大満足です!
北海道にいながら、イタリア各地を旅しているかのような気分を味わえるカプリカプリのワイン会、次はどんな土地にでかけられるでしょうか。楽しみにしています。どうもありがとうございました!

投稿: 副部長 | 2009年4月28日 (火) 00時20分

アマ様先日はワイン会にご参加いただき、
どうもありがとうございました!!happy01
今回も詳細なテイスティングコメント!
すばらしいですね~。book
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

投稿: CCまだーむ | 2009年4月28日 (火) 22時30分

食い逃げ野郎様

思わず笑ってしまいました(爆)。
初参戦、楽しんで頂けたようでよかったです。皆さんマイ・イタリアン・ホームを持っているんですね!是非連れて行って下さい。


副部長様

今回は(も?)頑張っていましたね。
次はどの州に連れて行ってもらえるか楽しみです。


CCまだーむ様

いつも至福の時間をありがとうございます。
皆さん酔いが回っていらっしゃったようですが、私は気づいてます。14%越えたワインが3本あったことを(笑)。
またよろしくお願いします!

投稿: アマ | 2009年4月29日 (水) 08時49分

二度目の参加ですが、今回は副部長の計らいでドルチェもいただくことができて幸せ気分倍増でしたhappy01とっても美味しかったです。ありがとうございましたshine

次回はどの州なのか楽しみです。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: 食い逃げ後始末係 | 2009年4月29日 (水) 08時59分

食い逃げ後始末係様

後始末、いつもながらお疲れ様でした(笑)。
マサさんのドルチェ、最高なんですよ。私もペロリと食べてしまいます。またご一緒しましょう。

投稿: アマ | 2009年4月29日 (水) 11時56分

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