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2008年10月 8日 (水)

オススメ!イタリアワインの会

ここ最近は毎週のようにワイン会やイベントに参加しています。秋はやっぱりワインが美味しいですね!
さて、今回も「ワインと食事を楽しむ会in札幌」主催で行われたワイン会です。主宰のヤックリュさんと私がいつもお世話になっているコルクの気持ちの店長厳選オススメのイタリア、その中でもシチリアワインを楽しみました。

会場はBistro Poivre (ビストロ・ポアーヴル)です。私は初です。
参加人数は8名。
用意されたワインは泡からドルチェまで8本。
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① Duca di Salaparuta  Supmante Brut Riserva NV
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デューカ・ディ・サラパルータという名前を聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、CORVOというワインなら聞いたことがある人は結構いるのではないでしょうか。そこのスプマンテです。若干薬臭さを感じ、甘味ほんのり、酸味しっかりの泡で、余韻は短めです。
ブドウ:グレカニコ、シャルドネ


② CUSUMANO ALCAMO 2007
Cusumano_alcamo07
クズマーノは比較的新しいワイナリーで最近札幌市内のイタリアンでも目にする機会が多いかもしれません。アルカモという名前は産地の名前で、その周辺で収穫されたブドウで造られる白ワインです。驚いたことにミュラーがブレンドされています。シチリアでも栽培されているんですね。
道産バッカスのような花の香りがします。ほのかに甘味を感じ、丸い酸味にナッツのような苦味が続きます。かすかに塩気もあります。南にありがちな濃さはなく、道産白に慣れている方に受けそうな味わいです。
ブドウ:カタラット 60%、グレカニコ 30%、ミュラー・トゥルガウ 10%


③ DONNAFUGATA VIGNA DI GABRI 2007
Donnafugata_vigna_di_gabri07
シチリアを代表する有名ワイナリー、ドンナフガータです。このヴィーニャ・ディ・ガブリは神の雫で紹介されました。香りは猫尿臭がしまるでソーヴィニヨン・ブランを思わせます。柔らかい甘味にほのかな苦味を感じます。酸も非常に良い具合です。凝縮感があります。余韻でまた感じる苦味も心地よいですが、あまり長くは続きません。10%のフレンチオークが奥行きを出しています。さすがです。
ブドウ:アンソニカ 100%(10%はフレンチオークで熟成)


④ Duca di Castelmonte Ulysse Etna Rosso 2003
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デューカ・ディ・カステルモンテというワイナリーのユリッセという名前のエトナ・ロッソです。エトナ・ロッソはその名の通り、エトナ火山の麓で栽培されたブドウで造られる赤ワインです。 ベリー系の香りが心地よいです。口に含むと軽い甘味の後すぐに苦味が舌を覆います。その苦味が後半ではややえぐみになりますが時間が経つと消えます。酸はとても綺麗です。タンニンは強くなく、若干ざらつきがあります。樽香もほんのり香り、余韻でも続きます。火山のような荒々しさを予想していましたが、全くそんなことはなくとても上品でした。
ブドウ:ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カプッチョ


⑤ CERASUOLO DI VITTORIA VALLE DELL'ACATE 2005
Cerasuolo_di_vittoria_valle_dellaca
ヴァッレ・デッラカーテというワイナリーのチェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアです。チェラスオーロとはサクランボ色を意味し、アブルッツォにはモンテプルチアーノ・ダブルッツォ・チェラスオーロというロゼワインがあるため、このワインもロゼと勘違いされることがあります。シチリアで唯一のDOCGです。 ベリーの中にロウの香りを感じます。しっかりした酸味がまず現われ、その後強めの苦味が続き、後半で果実味を感じます。抜栓直後はバランスが悪かったのですが、時間の経過とともにまとまりを見せます。ミネラルも感じます。タンニンはマイルドでやや梅しそのニュアンスもあります。余韻で樽がほのかに香ります。
ブドウ:フラッパート 40%、ネロ・ダヴォラ 60%


⑥ AVIDE Herea Nero d'Avora 2006
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アヴィデというワイナリーのへレアという名前のネロ・ダヴォラです。ネロ・ダヴォラは品種の名前で、「アヴォラ村の黒ブドウ」を意味します。 プルーンやカシスのような黒い果実の香りがします。軽い甘味の中にネロ・ダヴォラ独特の苦味がちょっと強めに現れます。ミネラル感も強く灰っぽさもあります。余韻でも苦味と灰が続きます。ネロ・ダヴォラにしては薄目のワインかもしれませんが、ロッソ・イブレオよりは濃いです。
ブドウ:ネロ・ダヴォラ 100%


⑦ PLANETA MELROT 2003
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プラネタはワイナリーとしての歴史は浅いのですが、300年にわたってブドウ栽培に関わり、セッテソリという協同組合にブドウを卸していました。ワイナリー設立後は国際品種と土着品種の栽培に力を入れ、それぞれ単一のワインと、ブレンドしたワインを造っています。シャルドネが高評価を得てから一気に世界的に有名になりました。 ベリーとハーブの香りがします。パワフルな果実味がドンときて、中にペパーミントも感じます。私にしては酸味は物足りず、過熟感があります。ちょっと飲むのに疲れてしまいました。余韻ではチョコレートのニュアンスがあります。
ブドウ:メルロー 100%


⑧ PELLEGRINO Passito di Pantelleria 2007
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酒精強化ワイン“マルサラワイン”の産地として有名なマルサラにあるペッレグリーノというワイナリーです。パッシート・ディ・パンテッレリアというワインで、ブドウをパッシート(陰干し)して糖度を上げ、甘口に仕立てたデザートワインです。さらっとした甘味なのでスイスイ飲んでしまいますが、アルコールは15%です。
ブドウ:ズィビッボ(モスカート・ディ・アレッサンドリア)100%

シチリア島には、土着品種と国際品種、実に多くのブドウが栽培されています。シチリアの土着品種だけでも覚えるのが大変!
南の島なので、ぼてっとした濃いワインをイメージしていましたが、それは誤りでした。白はどこか道産ワインに似た部分もあり、赤は中部から北イタリアをイメージさせます。特に今回はエトナ・ロッソの評判が高かったようです。

今回参加された方々には初めて飲むワインが多かったかと思います。昔はボルドーの出来が悪い年はシチリアからワインを運んでブレンドしていたそうです。それだけ質の高いブドウ、ワインがシチリアでは造られているということなんでしょう。ですのでフランスワイン好きな方々にもきっと満足していただけるようなワインがシチリアにはあるのかもしれません。
参加された皆様、ありがとうございました。またよろしくお願いします。

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コメント

昨晩はありがとうございました。
せっかくたくさんのワインに囲まれたのに、最後までたどり着くのがやっとでした・・・ごめんなさい。
そんな状態ではありましたが、私のお気に入りもエトナ・ロッソでした!ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カプッチョと初めてお目にかかるブドウ品種。私にはバランスのよい美味しいワインでした。
チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアも、しばらく置いた後の変化が面白かったです。甘みが増し全体的に優しさがあふれてきたように思いました。

今回は、ワイングラスの形状によって、こんなに香りや味わいに違いが出るのか~と、頭ではわかっていたつもりでしたが実体験として勉強できました。面白い!!

お料理やデザートも美味しくいただきました。ノクターンさんのお勧めパリパリのピザ、好きです!

ヤックリュさん他、ご一緒させていただいた皆様とお話を十分にできず心残りです。そろそろ、適量を見極めなければダメですね(反省)。でも、楽しい会でした。
また企画に参加させていただけましたら嬉しい限りです。よろしくお願いいたします。
お世話になった皆様、ワインを選んでくださった店長、本当にありがとうございましたhappy01

投稿: 副部長 | 2008年10月 9日 (木) 00時06分

オールシチリアとは、なんともまぁ珍しい会ですよね。行きたかったですdown
ドンナフガータ、以前ネットで見て気になっていたのですが、つい最近「神の雫」で紹介されてしまいましたよね。
品薄になる前に手に入れなければ!

投稿: えび子 | 2008年10月 9日 (木) 08時27分

今回も各ワインの解説、またシチリア島のどこに飲んだワインのワイナリーがあるのか一目でわかる地図までついた資料をお作り頂きありがとうございましたshine
とても解り易く感動して見入ってしまいました。

私も飛ばし過ぎで記憶が曖昧ですが、白はガブリ、赤はチェラスオーロが好きでした。

店長に訊ねたところ「次回のお勧めはロンバルディア」なのだそうですscissors
近日、またご相談申し上げますのでよろしくお願い致します。

投稿: ヤックリュ | 2008年10月 9日 (木) 10時13分

川頭さんの本を読んで以来、
イタリアワインを勉強したいと思っているので、
こうして、ワインのコメント書いてくださると、
本当に助かります^^

本当はワイン会にもいけると良かったのですが、
2日連続はきつかったので、感想だけでも
読んで勉強します!
シチリアのワイン、今度飲んでみたいと思います^^
ありがとうございました!

投稿: よし | 2008年10月10日 (金) 00時37分

えび子様

お会いできず、残念でした。そうですねぇ、きっと人気がでるでしょうね。ただでさえなかなか手に入らないのに…。飲んでみて人気があるのも納得です。


ヤックリュ様

いつもながら主宰お疲れ様です。
あの地図ですが、ワイナリーの場所ではなく、畑の場所なんですよ~。シチリアのワイナリーは島の色んな所に畑を持ってたりします。
次回のロンバルディア、楽しみですね!


よし様

いつもありがとうございます。無理せずこれからもお付き合い下さい。
シチリアは本当にブドウが多くてわかりにくいです(苦笑)。
ミュラーがあったのはとても驚きでした。いつかイタリアのミュラーを一緒に飲みましょう!

投稿: アマ | 2008年10月10日 (金) 20時28分

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