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2008年10月30日 (木)

オススメ!イタリアワインの会 Part2

「ワインと食事を楽しむ会in札幌」主催で、コルクの気持ちの店長厳選オススメのイタリアワインを楽しむ会の第2弾!前回はシチリアでしたが、一気に北上して今回はロンバルディアです。
ロンバルディア州と聞いても、やはりピンと来ない方が多いかもしれません。州都はミラノです。ここは聞いたことがありますよね?よくイタリア半島はブーツに例えられますが、位置的にはブーツの上、スイスの国境に面し、ピエモンテ州の東になります。ここで造られるワインは何と言っても、フランチャコルタとヴァルテッリーナが有名です。もちろん、両方とも楽しみました!

今回の会場は「Original Dining KENT,S」です。またまた初めてのお店です。
参加人数は9名。
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用意されたワインは8本です。
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①BELLAVISTA Franciacorta Cuvee Brut NV

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イタリアの瓶内二次発酵のスプマンテで唯一DOCGとなっているのがフランチャコルタです。その中でも最高峰の生産者と言われているのがこのベッラヴィスタです。90もの違ったワインを仕立て、そこから約30種をセレクト。そこへ36ヶ月~48ヶ月以上熟成させたリザーブワインを掛け合わせ、さらに36ヶ月にわたりセラーで熟成させるという実に手の込んだプロセスを経ています。
薄いゴールド色に細かい泡。軽い甘味にしっかりとした酸味がキリッと引き締めてくれます。嫌味なところが全くなく美味しいです。
品種:シャルドネ 80%、ピノ・ネロ&ピノ・ビアンコ 20%

②CASTEGGIO CLEFI 2006
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カステッジョ村にあるカンティーナ・ディ・カステッジョという共同組合のクレフィというワインです。ここはオルトレポー・パヴェーゼDOCの地区で、最近注目を浴びている産地です。
黄色が強いゴールド色で、香りはガムシロップのような化学的な甘さを感じます。味わいも甘味がしっかりとしており、徐々に酸味がやってきますが、ちょっと私には物足りません。余韻も短いです。
品種:リースリング・イタリコ 100%

③CA’del BOSCO CURTEFRANCA BIANCO 2006
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ベッラヴィスタと並び、フランチャコルタで有名なワイナリー、カ・デル・ボスコが造るスティルワインです。クルテフランカという名前の白ワインです。一部オークの大樽を使用しています。
これも濃いめのゴールド色でやや草っぽく杏子の様な香りの奥にバニラもあります。ほんのり甘味を感じた後すぐに苦味と酸味がやってきますが、樽を効かせているためか、2006ですが酸の角はとれていて丸みを感じます。余韻では栗のような味わいがそこそこ長く続きます。
品種:シャルドネ 80%、ピノ・ビアンコ 20%

④CA’DI FRARA Pinot Grigio 2007
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カ・ディ・フラーラという100年以上の歴史を持つワイナリーがオルトレポー・パヴェーゼ地区で造る白ワインです。遅積みのピノ・グリージョをソフトプレス後ステンレスタンクで発酵・熟成を行っています。
黄色が強めのゴールド色で若干ピンクも混ざっています。これも甘いガムシロップのような香りがします。力強い甘味を最初に感じ、後半で苦味としっかりとした酸味も現れます。また、タンニンもほんのりあります。ロウっぽさもあり、コクがしっかりあります。バランスの良さでは今回の白では私のNo.1です。余韻ではさつま芋がほっくりと、長く続きます。
品種:ピノ・グリージョ

⑤CASTEGGIO Autari 2005
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こちらはオルトレポー・パヴェーゼ地区の赤です。お隣ピエモンテで広く栽培されているバルベーラを使用しています。イタリア国内で安ウマワインとして高い評価を得ています。
濃いガーネットの色合いにチェリーやベリー系の香りを感じます。時間が経つにつれ若干タバコも出てきます。しっかりとしたブドウの甘味の後すぐに酸味が混ざってきて、開けてすぐからバルベーラらしい梅しそっぽさが全開です。苦味がやや強く、樽香もしっかりついています(新樽?)。タンニンは中程度でこなれており、余韻でカカオもそこそこ続きます。確かに安ウマワインだと思います。
品種:バルベーラ 100%

⑥Sandro Fay La Faya 2004
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ロンバルディアの北東山間部に東西に延びるヴァルテッリーナ渓谷があり、そこの南向き斜面(斜度は約60°!)にサンドロ・ファイの畑があります。ここではキアヴェンナスカ(ネッビオーロ)の栽培が主で、このラ・ファイアはそれにメルローとシラーがブレンドされたワインです。03を以前飲んでいますが、それとはセパージュが変更になっています。2004は良年だからでしょう。
中心部がやや黒目のルビー色で、香りはプラムとコーヒーを感じます。メルローが増えた分、果実味がしっかりし、甘味が強くなった印象を受けます。タンニンは柔らかく、余韻で苦味が薄く長く続きます。美味しいのですが、もうちょっとキアヴェンナスカの酸や粗さが欲しいかな。
品種:キアヴェンナスカ 55%、メルロー 30%、シラー 15%

⑦Nino Negri MAZER INFERNO VALTELLINA SUPERIORE 2004
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ニーノ・ネグリ社はヴァルテッリーナの最高の造り手として有名です。ヴァルテッリーナ地区で栽培されたキアヴェンナスカを90%以上使って造られたワインがヴァルテッリーナ・スーペリオーレを名乗れます。マゼールは現地で「美味しい」という意味で、インフェルノは「地獄」を意味し、「地獄の畑で造られた美味しいワイン」という意味になります。畑は街を見下ろす崖の斜面にありそこで畑作業をする人にはまさに地獄です。
こちらも中心部がやや黒いルビー色です。香りはスモークに少し焦げた醤油のような感じです。薄い甘酸っぱさがが最初から続き、後半でややざらついたタンニンがしっかりと主張します。余韻は苦味が薄く長く続きます。こちらはキアヴェンナスカの粗さを感じることが出来ましたが、全体的に薄い印象です。
品種:キアヴェンナスカ 100%

⑧CA’DI FRARA Il Raro Nero 2006
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カ・ディ・フラーラがフランスクローンのピノ・ネロで造ったワイン。イル・ラロ・ネロという名前です。オルトレポー・パヴェーゼ地区はイタリアで初めてピノ・ネロが栽培された土地なんだそうです。
クリアで濃いめのルビー色をし、枯れ木や紅茶のような香りを感じます。果実味がしっかりしていて、中盤では苦味も強めに感じます。後半で酸味が出てきますが、私には物足りず。余韻も短めでちょっと寂しいです。
品種:ピノ・ネロ 100%


今回は知っているワイン、品種もあれば、全く初めての品種もあり、色々と楽しめました。全般的に赤も白も思ったよりも酸や香りの立ち上がり方が弱い印象を持ちました。北のワインというイメージとはちょっと異なります。ただ酸に関しては私は酸っぱいワイン同好会ですので、一般の方には飲みやすくて良い塩梅なのかもしれません。
ロンバルディアはお隣のピエモンテに比べたら、コストパフォーマンスに優れていると思います。今回は残念ながら飲めなかったのですが、ヴァルテッリーナ・スフォルツァートという陰干ししたキアヴェンナスカで造られる高級ワインもあります。
ピエモンテと同じような品種のワインが多いのですが、その土地の違いを上手く表現しているのではないでしょうか。
果たしてキアヴェンナスカとネッビオーロの違いがわかるのか?一度ブラインドで確かめてみたいです。

今回ご参加された皆様、楽しい時間をありがとうございました。イタリアワインの良さがまたまた伝わったのではないかと思います。
次回もまた、よろしくお願いします!

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コメント

毎度、資料の作成・解説をして頂きありがとうございます。お陰様でこの第2回目も大盛況でしたhappy01

舌が馬鹿になっているかもしれませんが、私なりのワインの印象を申し上げます。

①酸は綺麗にでていて上品だと思いましたが、売値で5,000円近くするわりには果実味もアフターも思ったほどではなく物足りなさを感じてしまいました。
②最初セミヨン種かと思い、さらに後半はソーヴィニヨン・プランか?と見紛うニュアンス。果実や花の甘味を強く感じました。
③飲み口が軽く海産ものに合うと思いました。
④濃いです。綿実油のような粘りで舌の上を広がる感じです。初め樹液の蜜の甘さを感じますが、アフターに栗の甘皮のような苦さを感じました。
⑤これぞバルベーラというお味。参加された方からも美味しいという声が出ていました。私には花のニュアンスが強いのですが、果実の旨味と飲み口の良さが光っていました。
⑥開けた瞬間からメルロー香が先に来て、今回のワインで一番柔らかなタンニンと果実味のバランスがとれていました。後半、酸が出たり凝縮味が薄れましたがコスパと思いました。
⑦しっかりしたタンニンと若さからくる酸で収斂味のある濃めの黒い果実のイメージ。あと2年は置きたいです。
⑧濃いと聞いていたので唯一デキャンティングをして頂いた1本。ピノらしい果実味があり酸より甘みが強く濃いめ。ハーブや煙草の葉の香りも感じました。参加した方が「オジサン臭い」と仰っていたワインがありましたがこのワインことだったでしょうか?(笑)
私のグラスにオジサンはいませんでしたが…

以上 拙いですが感想を書かせて頂きました。

投稿: ヤックリュ | 2008年10月31日 (金) 19時22分

とても美味しそうなワインの数々、
最近イタリアワインを勉強してる私にとって、
羨ましい内容です!
機会が合えば、今度こそ参加したいです^^
感想ありがとうございました!

投稿: よし | 2008年10月31日 (金) 20時41分

ヤックリュ様

こちらこそ、いつも楽しい会にお招きいただきありがとうございます。
感想、とうても参考になりました。やっぱり表現が素晴らしいです。
また次回もよろしくお願いします。


よし様

今回は残念でした。
次回は参加できるといいですね。
イタリアワインを勉強中とは、嬉しいです。
まずは色々飲みましょう!

投稿: アマ | 2008年11月 1日 (土) 17時21分

北の大地でも楽しそうな会が有りますね(笑)。
なかなかお邪魔できませんが、次回、伺う際は
またよろしくお願いします。

これから食材が良くなっていきますよね。
ほんとう、羨ましいです・・・。

投稿: Kawazu | 2008年11月 1日 (土) 22時32分

Kawazu様

ありがとうございます。
この間お越しいただいて以来、札幌でもイタリアワインが徐々に盛り上がってきました!
またのお越しを楽しみにしてます。

投稿: アマ | 2008年11月 2日 (日) 08時16分

今回一番気に入ったのはfay。バランスよく、また口にしたいと思わせる一本でした。
ネッビオーロとの飲み比べは大変興味がありますし、次はどの地域になるかもワクワクします。次回も期待しています。ありがとうございました。

投稿: 副部長 | 2008年11月 2日 (日) 20時06分

副部長様

いつもながら、フォローありがとうございました。
私もfayが一番でした。セパージュが変わっていたのですが、それを感じさせない味わいでした。やっぱりその土地を表現するって大事だなぁと思います。
次回は「もう一つの島」です。こちらもよろしくお願いします。

投稿: アマ | 2008年11月 2日 (日) 20時47分

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