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2008年8月29日 (金)

第2回 Capri Capriのワイン会 

私の好きなリストランテ、Capri Capriで開催されたワイン会の第2弾です。
前回5月に開催され、美味しいお料理とフリウリの美味しい白ワインを堪能しました。
今回のテーマは「トスカーナ・キャンティ飲み比べ!」
キャンティと言っても、私の好きなキャンティ・クラシコではありません。より広い地域で造られるキャンティです。昔は安くて不味くて危ないワインの代名詞的存在だったキャンティ。ですが、今は違います。果たしてどんな美味しいキャンティを飲ませていただけるのかと、楽しみにしていました。
Vino




キャンティの前にまずは白ワイン2本、そしてキャンティを5本、シメのヴィンサント1本です。いただいたお料理はこちらをご覧下さい。

①PANIZZI VERNACCIA DI SAN GIMIGNANO 2007
Panizzi_vernaccia07 まずはトスカーナで唯一白のDOCGであるヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノです。パニッツィというワイナリーのもので私は初めて目にしました。
グレープフルーツ系の黄色い香りで優しいブドウの甘味が感じられました。酸がじわじわとしみ出し、後半で程よい苦味もあります。私の知っているヴェルナッチャよりは薄目の印象ですが、フレッシュ感があって美味しかったです。


②Villa Caprareccia Alighino Vermentino 2007
Caprareccia_vermentino07 2本目の白は、ヴィッラ・カプラレッチャというワイナリーのアリギーノ・ヴェルメンティーノです。ヴェルメンティーノはサルディニア島で広く栽培され、私が大好きな白ワインの一つですが、トスカーナでも栽培されています。このヴェルメンティーノの産地はトスカーナの西海岸、ボルゲリの近くのビッボーナという場所で、そのためか塩気のミネラルが感じられました。トスカーナのヴェルメンティーノは苦味が強い印象を持っているのですが、これは抑えめ。酸もしっかりしており、サルディニアのヴェルメンティーノに近い感じでした。


③CANTAGALLO CHIANTI MONTALBANO 2005
Cantagallo_chianti05 ここからいよいよキャンティです。カンタガッロというワイナリーがモンタルバーノという地区で栽培されたサンジョヴェーゼを100%使って造ったキャンティです。まず口に含むと樽が香ります。強めの苦味から入りその後しっかりとした酸味を感じました。ブドウの甘味は後半になってからはっきりします。余韻ではカカオの苦味が続きます。全体的に粗い感じがし、キャンティらしいです。個人的には2日目に飲んでみたいです。


④CANTAGALLO CHIANTI MONTALBANO RISERVA 2004
Cantagallo_chianti_rise04 こちらは同じ蔵のリゼルヴァです。最近では当たり年の04。飲み比べるとその違いは明らかです。こちらの方がノーマルより果実味が強く厚みもあり、よりバランスが整っていて美味しいワインです。タンニンはまだ固いのでこれからもっと美味しくなるかもしれません。パワフルなキャンティです。


⑤SPALLETTI POGGIO REALE CHIANTI RUFINA 2003
Spalletti_chianti03 今度は地区違いです。スパッレッティというワイナリーのポッジョ・レアーレ・キャンティ・ルフィナです。ルフィナが地区の名前で、キャンティ中ではおそらく一番知られている地区ではないでしょうか。これは果実味前面でタンニンもしっかりしており、樽香が心地よいです。ですが、酷暑だった03のせいか、甘味がややカラメルっぽく、その分酸味が弱めなので、私的にはちょっと飲み飽きしそうな味わいでした。


⑥COLMANO CHIANTI 2003
Colmano_chianti03 カルマノというワイナリーのキャンティです。地区名は入っていませんが、ヴァル・ディ・ペサとのことです。甘味、苦味、酸味が他のと比べると薄く感じました。タンニンは粗くて強いので、やや渋味が強調されてしまっていますが、時間の経過とともに、全体的に薄いながらもバランスが良くなりました。樽の余韻もいいです。個人的には今回の料理に一番合わせやすい、オールラウンダーなキャンティだと思います。


⑦GRATI Chianti Rufina VILLA DI VETRICE Riserva 1990
Grati_chianti1990 今回ワインで唯一私が知っていた蔵のものです。グラーティのキャンティ・ルフィナです。しかも1990!まさにクラシカル・キャンティで、トレッビアーノが2%ブレンドされています。たった2%でも味が変わるのか、とても気になるところですが、もちろん私には白ワインが入っているなんて飲んだだけではわかりません。色はままだしっかり濃さが残っていますが、香りではベリーの中に熟成香が感じられました。伝統的なキャンティらしく、酸がしっかりしており、それに果実味もうまく絡んでいます。タンニンも柔らかくなっており、今が飲み頃なのかもしれません。ペコリーノにピッタリ!


⑧SPALLETTI VIN SANTO
Spalletti_vinsanto 配布されたリストにはなかったのですが、おまけとして出してくれました。トスカーナですから、やっぱりシメはこれ!ヴィンサントです。直訳すれば「聖なるワイン」で、陰干ししたブドウから造られる極甘口のデザートワインです。ハチミツのような甘さなんですが、酸味もきちんとあり、その上べたつかずサラッとしているのでとても飲みやすかったです。ビスコッティとともにいただけば、気分はもうトスカーナ!


今回も楽しかったです!
思い起こせば、私が初めて飲んだイタリアの赤ワインはキャンティでした。
その時の印象は「薄、酸っぱ、渋、辛い」でしたが、今回は全然違いました。サンジョヴェーゼだけでここまで質感のあるワインが造られるようになったことに驚き、かといって洗練されすぎず、良い意味で大衆的な感じも残しつつ、広く人々に親しまれるワインを造ろうという哲学みたいなものも感じることが出来ました。この部分がクラシコとは違う部分なのかもしれません。サンジョヴェーゼ、やっぱりいいですね~。

このような会を企画していただいたお店の方々、今回参加された皆様、楽しい時間をありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします!

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コメント

アマ様
先日はワイン会にご参加いただきどうもありがとうございました!
こんなに克明にテイスティングメモをとっていたなんて・・・
さすがです!
いつかまた、トスカーナでワイン会もしたいです。
まずは、次回!wineよろしくお願いします!

投稿: ccまだーむ | 2008年8月30日 (土) 16時55分

ccまだーむ様
今回もとても勉強になりました。ありがとうございました。解説とテイスティング・シート、とてもありがたいです。
それにしても、やっぱりお料理、最高です!
また次回もよろしくお願いします。

投稿: アマ | 2008年8月30日 (土) 17時06分

拝啓 アマ様

楽しく美味しい会でした^^
お隣でおバカな質問ばかりしてごめんなさい。
ルフィーナって、地区のことなのですね←ほらまた、おバカ
思い出せなかったサルディニアのワインは
トゥーリガでした。
でもこれも有名であって、
私が知らなかっただけと思われ・・・
でもでも、懲りずにまたいろいろお教えくださいね。
来月は不在で出席できず残念です。
副部長さんにもよろしくねー♪

投稿: aromatic marie | 2008年8月31日 (日) 18時00分

aromatic marie様
楽しかったですね!
aromatic marieさんがお隣でちょっと緊張がほどけました。ありがとうございました!
教えられるような立場ではありませんが、ワインを通じて色々お話ができるのは楽しいですよね!
次回お会いできないのは残念ですが、またお会いできる日を楽しみにしております。

投稿: アマ | 2008年8月31日 (日) 20時34分

わ~shine
なんて素敵なワイン会なんでしょ~lovely
私も最初に飲んだワインは「キャンティ・クラシコ」ですsmile
アマさんの○○見たとき「あれ?」って思っちゃいましたbleah
イタリアワイン会行きた~いwine

…ダーリンがラベルの整理をしていてアマさんに
見せたいものが…wink

投稿: まっき@奥様 | 2008年9月 2日 (火) 13時42分

まっき@奥様
こちらのお店は是非、行ってみて下さい。
ちょっと中心部から離れますが、足を運ぶ価値は大ですよ。
見せたいものとは何でしょうか?
気になりますね~。

投稿: アマ | 2008年9月 2日 (火) 19時43分

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