BADIA DI MORRONA TANETO 2003
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今回はイタリアでも北海道でもないワインをご紹介いたします。
私がワインの香りを表現する上でとても勉強になり、今でも教科書的な存在である著書があります。
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アロマパレットで遊ぶ―ワインの香りの七原色
著者:富永 敬俊 |
著者である富永氏はボルドー大学でワインの香りについて研究されている方です。
この富永氏が今月8日、フランスのご自宅でお亡くなりになられました。53歳という若さです。
著書でしか私は知りませんが、いつか直接お話を聞いてみたいと思ってました。
氏はソーヴィニヨン・ブランから発せられるグレープフルーツやパッションフルーツの香りは3-メルカプトヘキサノールという化合物から発せられ、これは果汁中には含まれずプレカーサーという香らない形で存在していることを発見しました。このプレカーサーが醸造の過程で3-メルカプトヘキサノールに変化することによって、グレープフルーツやパッションフルーツの香りを発するそうです。このプレカーサーがソーヴィニヨン・ブランだけではなく、甲州にも存在することを発見しました。そこでメルシャンとの共同プロジェクトとして、甲州が潜在的に持つ香りを最大限に引き出したワインを造る試みが始まりました。そしてこのワインが2005年に誕生したのです。
まさに、これから国産ワインの質の向上のためにもっと頑張って欲しいと個人的に思っていた矢先の訃報でした。とても残念です。
過去に飲んだことはないのですが、どうしてもその香りを利いてみたくて、哀悼の意を表し、今回この2007を開けました。
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