Rosso Pazzo 2006
ロッソ・パッツォというワインです。このワインはアルトリヴェッロというインポーターさんが日本用テーブルワインとしてイタリアのソラニアSRLというメーカーに造ってもらったワインです。ですので、他国はおろか、本国イタリアにもない、完全オリジナルワインです。
以下、アルトリヴェッロの資料からです。
パッツォとは「おかしな」とか「熱狂的な」といった意味を持つイタリア語。
大人でも好きなことには子供のように夢中になるイタリアのラテンな雰囲気をイメージした、カジュアルで熱狂的なワインです!!
日本でもっと気軽にイタリアワインを楽しんでもらうため、日本向けにプロデュースされた新商品です。
ラベルのモチーフになっているJOLLY(ジョーカー)は、おどけていてもトランプのゲームでは幸運をもたらすラッキーアイテム。PAZZO もジョーカーのように貴方をハッピーにしてくれるはずです!!
産地:イタリア トスカーナ ピサ地区
輸入元:アルトリヴェッロ
ブドウ:サンジョヴェーゼ主体、カナイオーロ 10%程度
色:やや紫がかった濃いめのルビー
香り:スミレ、鉄、ベリー
味:優しい甘味を感じその後穏やかな酸味が現れます。抜栓直後はえぐみがあったのですが、15分もしたらカカオのような苦味に変わりました。飲み込んでからの果実味にとてもうま味を感じやや粗めのタンニンもしっかり主張します。余韻でもブドウの皮をかじったような味わいが長く続きます。凝縮感の物足りなさは否めませんが、美味しいワインに必要な基本的な要素は全て揃っており、うまくバランスがとれていると思います。軽く冷やして、天気の良いテラスでアマトリチャーナを食べながら飲む、そんな感じにピッタリです。
値段:1400円(希望小売価格)
香りをかいで、口に含んで、「懐かしい~」と思ってしまいました。こういうキャンティを昔よく飲んだ気がします(これはキャンティじゃないですが)。値上げが続くこのご時世、新しい安ウマワインの登場です。
樽は使っていないで、サンジョヴェーゼのフレッシュ感を感じることができます。ステンレスのツヴァイゲルトレーベを飲み慣れている北海道の方なら、きっとすんなり受け入れられると思いますよ。
カジュアルなパスタ屋さん、居酒屋さんには是非置いて欲しいです。ラベルのデザインはちょっと賛否両論ありそうですね。自宅で飲むには楽しくいいと思いますが。
あと、裏ラベルに品種名を入れてくれると、Pazzoなイタリアワイン好きにはありがたいです。伊東さん、次のビンテージからよろしくお願いします!
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コメント
早速のご紹介有難うございます!!
パッツォロッソの企画はちょっと思い切った
ところがありまして、正直、利益率には
目を瞑っています(笑)
このワイン、現地のデイリーワインの中でも
かなりバランスが良いワインです。
もちろん、ボリュームは大きくないですが。
しっかり温度管理されているのも、フレッシュさを感じていただける理由だと思います。
まだまだ、日本国内の温度管理は杜撰なワインが
多いですからね、
日常に楽しめる、ちょっと変わったラベルの
Pazzoなワインとして、今後広めていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: giorgio | 2008年5月29日 (木) 11時28分
giorgio様
こちらこそ、色々と情報ありがとうございました。
こういうワインが増えてくれると、庶民にはありがたいです。幅広く、色んなお店で飲めるようになるといいですよね。biancoも飲んだらご報告いたします。
投稿: アマ | 2008年5月29日 (木) 20時22分