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2008年3月30日 (日)

ワイン会 in Nakazawa Vineyard

北海道栗沢町にあるワイン用ブドウ農園、Nakazawa Vineyard。中澤さんご夫妻によって大切に育てられたブドウは昨年KURISAWA BLANC 2006としてリリースされました。自宅から車で1時間もかからない所にワイン用ブドウの畑があったんだという嬉しさと、そこのブドウで造られたワインの美味しさに衝撃を受け、昨年数回畑にお邪魔させていただきました。
そして今回、中澤さんから「一緒にワインを」と、直売所兼自宅にお招きいただき、ご一緒にワインを飲ませていただきました。とても嬉しく、楽しく、素晴らしい会でした。

まずは、ご自宅のリビングの窓から見える景色です。
Photo




 

窓一面、自分のブドウ畑です。とても良い眺めです。まるでリビングの壁に田園風景の大きな絵画が飾られているかのようです。
参加者は私と中澤さんご夫妻、副部長、去年まで歌志内でブドウを造っていた近藤さんの計5名です。Photo_2






そして開けたいただいたワインがこちらです。
Photo_3




 

アムレンシス1999は私が持参したもので、他は中澤さんのコレクションです。凄いレアなワインです。写真にはありませんが、最初の乾杯はもちろんKURISAWA BLANC 2006のココ・ファームバージョン!やっぱり美味しかった(ちなみにもう完売です)。
飲んだ順番にご紹介します。ここでもブラインドです。

①おたる初しぼり ミュラー・トゥルガウ 1999
99
熟成した濃い色合いで、香りからも熟成を感じましたが、果実味は健在!ドライフルーツのような味わいになっていました。このブログでも紹介していますが、初しぼりは熟成させて飲むワインではないと、勝手に思いこんでいましたがどんでもない誤解だったことが良くわかりました。しかも私の大好きなミュラーだとは全くわからず、ケルナーかと思ってしまいました。ラベルのデザインも今とは全く異なっていて歴史を感じます。


②松原農園ミュラー・トゥルガウ 1999
99_2
私の好きなミュラーの造り手、蘭越町の松原さんのミュラーです。色は先の初しぼりよりも薄いですが、それでも濃いです。香りは残念ながら良くはありませんでした。味もちょっと残念でしたが、飲めないことはありません。これも私の知っているミュラーとは全く違うものでした。当然ブライドじゃ全くわかりません。


③北海道ミュラー・トゥルガウ 2001
01
北海道ワイン社のハイコストパフォーマンスシリーズで、私はこの01から毎ビンテージ飲んでいます。でもここまで熟成させたものはもちろん初めて。かなり甘味を強く感じました。これはこれでとても美味しいのですが、個人的にはもう少し酸味があった方が好きです。裏ラベルに書いてある「5年は熟成できます」という言葉は嘘ではないようです。


④IL VEI Pinot Grigio 2006
Il_vei_pinogrigio06
これはイル・ヴェイというイタリアはエミリア・ロマーニャ州の小さなワイナリーのピノ・グリージョです。私は初めていただきました。このワイナリーは有機農法でブドウを育て、ワインには二酸化硫黄を使っておらず、いわゆる自然派です。そのためか、抜栓直後はアンモニア臭が強く、味わいだけなら悪くはないのですが、いかんせん、香りの影響が抜けませんでした。でも色が面白く、ほとんどロゼです。以前にもサルトーリのピノ・グリージョのロゼを飲んでいますが、それより色はもっと赤いです。


⑤おたる初しぼり ツヴァイゲルトレーベ 1998
98
これは大変貴重です。今は初しぼりではツヴァイはありません。しかもこれはブラッシュです。ツヴァイのブラッシュはニッカウヰスキーの2000を飲んでいますが、とても良い印象を持っています。ですが、ブラインドでは当てられず。最初にしっかりとした甘味を感じ、後半ではほろ苦さも出てきます。この苦味がとても良いアクセントになっていました。ツヴァイのブラッシュはもっと造って欲しいです。


⑥アムレンシス 1999
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すでに今年2本目です。前回は山本会の時に飲みました。その時の印象と比べると抜栓して時間間もなかったためか、果実味が薄く、やや苦味と酸味が強い感じでした。でも良い意味でアムレンシスらしいです。前回が美味しすぎたので…。おそらくご自身でなかなか買うワインではないと思いますので、楽しんでいただけたようで安心しました。


ここまで熟成させた北海道ワインを飲んだことがないので大変勉強になりました。「北海道ワイン社はコルク臭が着きやすいか長熟には不向き」という持論を持っていましたが、今回は全くそんな嫌な香りがなく、となるとコルクだけの問題ではないという事を身をもって知ることが出来ました。是非これからは頑張って数年寝かせてみようと思います。
北海道のブドウ栽培、ワイナリーの現状についても、沢山のお話を聞けてまた道産ワインの楽しみ方の幅が広がった気がします。

このようにワイン用ブドウを育てている方々と一緒にワインを飲みながら、北海道のワインの行く末や夢についてお話を聞けるなんて去年の今頃は全く思ってもみなかったことです。ワインはたかが嗜好品かもしれませんが、それを媒体にこうやって人と人との輪が広がる。ワインって凄いです。

中澤さんご夫妻と近藤さんは来月北イタリアに研修に行かれます。とても羨ましいです。
私の好きなイタリアを見てきてくれるというのも、なんだか嬉しいです。お土産話が楽しみです。果たして私の「北海道でラグレインを!」計画が実現できるか?

中澤さん、体調が万全でない中、本当にありがとうございました。奥様、美味しいお料理ありがとうございました。
近藤さん、三笠のソーヴィニヨン・ブラン、今から楽しみにしてます!

ブドウを大事に育てている方々にとって、今年が良いシーズンとなりますように!

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コメント

皆様、ご一緒させていただきありがとうございました。
貴重なワイン、ブラインドではどれ一つ当てられず…(苦笑)
でも、寝かせて変化を楽しむ面白さを知ることができました。
白だと思ったピノ・グリが綺麗なピンク色だったのも驚きました。
出来上がったワインはもちろん、ワインを生み出すブドウ作りについてももっと勉強したくなりました。
今年は畑を見学に(働きに?!)お邪魔したいと思います。
ブドウに優しい天候が続きますように。
今後ともよろしくお願いいたします。

実は女性だった副部長より

投稿: 副部長 | 2008年4月 1日 (火) 00時13分

副部長様
熟成した初しぼり、衝撃的でしたね。実に奥深い。当てられるはずがありません(笑)。初しぼりのミュラーは絶対「樽を使っている」と思いましたから。ミュラー好きを名乗る資格もありません(苦笑)。

虫退治、頑張って下さい!

投稿: アマ | 2008年4月 2日 (水) 22時14分

ミュラーが長熟に耐えうるワインという小生の持論が証明されて何よりです。(笑)

ワインの熟成に関してはコルクだけの問題ではないことが分かって頂けたと思います。(本当に複雑な化学反応が小さな世界の中で繰り広げられているのですよ~♪)

小生は化学屋さんなのですが、ワインに限らずいろんな物事をいろんな視点で見ることは必要でしょう。とはいえ、何かバックボーンとなる重要な知識をとことん追求してこそ出来るのでは無いのでしょうか?
(オタク的なものでもなく、かといって上っ面だけのものではない「本質」です。)

固定観念を脱して、本当の意味で「楽しく」頂けたらより一層物事が広く見え、自信の鍛錬になります。(それも、ストイックにではなく。よくニセコに来てはる外国のスキーヤやボーダー見たく、ちょっとネジを外して面白おかしくまじめにやってるあの風景のように、、、。)

今年の夏は北海道に行く予定ですが、中澤さんのトコロには絶対に伺います!(笑) ちょっと長くなりましたが、ではまた。

投稿: おっくー | 2008年4月 7日 (月) 13時12分

おっくー様
おっしゃる通りでして、色んな視点からみることの大事さを感じました。でも、それって一般消費者にとっては難しいことで、色んな視点からみないと、ワインの本質は見えてこない、だからワインは難しいと思われてしまう訳で…。
そこまで深いものでありつつ、でも表面的でも十分楽しめるものであって欲しいと思います。
最初は防備録で始めたブログですが、自分なりの解釈で表現してたことが、真実と違ったり、「素人の感じたことを鵜呑みにするはずがない」と思って好き勝手書いても、小さな所で影響を与えていたり…。表現の難しさはつくづく感じています。
これからもワイン好き人間の成長記録として読んで頂ければ幸いです。

投稿: アマ | 2008年4月 7日 (月) 23時08分

アマさんへ

ワインの話題だけでなくBlogなんでもそうなんですが、小生も「表現の難しさ」と責任感を感じ、頭悩ませた時期がありました。

けれども、その壁は誰しも味わうことで、今では「難しさ」を逆に利用しようという気持ちで上手い事距離を取りつつ(話題がワイン一辺倒だとつまらないし)、「日本ワインへの恩返し」でやってます。
1990年から細く・長く飲み続けてきたからには、それぐらいせなアカンと。(笑)

アマさんなりの目線を大切に持ち、紹介したワイナリーさんへの「恩返し」をしたいという心を忘れん様にしていけば大丈夫ですよ!

投稿: おっくー | 2008年4月 8日 (火) 07時07分

おっくー様
励ましのお言葉ありがとうございます。
「恩返し」大切ですよね。肝に銘じておきます!

投稿: アマ | 2008年4月 9日 (水) 20時19分

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