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2007年9月24日 (月)

KURISAWA BLANC 2006

初めに断っておきます。これは「道産ワイン」ではありません。「醸造は栃木にあるココ・ファーム・ワイナリーが行っているから」です、お役人の理屈上は。でも原料のブドウは100%北海道岩見沢市栗沢町産です。ですから、私の概念では、道産ワインです。このブログ上でも道産ワインとして扱わせていただきます。
前置きが長くなりましたが、前の記事でご紹介した中澤さんご夫婦が丹誠込めて苦労して育てたブドウで造られたワインです。
2006年にご夫婦は無農薬栽培に挑戦しました。しかし6月までの天候不順もあり、べと病が発生するという最悪の事態に。これにより収量が激減し、このため単一品種でワインを造ることを断念し、ブレンドしてリリースすることになりました。でもこのブレンドが私にはとても興味深かったのです。今まで聞いたことがなかったブドウ構成で造られたこの道産白ワイン、期待通りでした。
Kurisawa06







産地:北海道 岩見沢市栗沢町

ブドウ:シルヴァーナ 33%、ピノ・グリ 29%、ゲヴュルツ・トラミネール 22%、ケルナー 16%

色:黄色がやや強い薄い黄緑色

香り:トロピカルフルーツ、花、青リンゴなど、複雑。道産ワインでは嗅いだことのない豊かで複雑な香り。

味:まずはしっかりしたブドウの甘味を感じます。その甘味も濃い甘味ではなく穏やかで深みのある甘味です。その後程よい酸味が全体を覆い、後半ではわずかに苦味もあり良いアクセントになっています。余韻もまずまずで、なんとなくカボチャのようなニュアンスを感じました。素晴らしいバランスです。道産ワインにある水っぽさはなく、かと言って南イタリアのような過熟した濃さもなく、私好みの味わいです。魚介もいいですし、野菜にもあいます。

値段:2400円

畑もブドウも見てますから思い入れがあるのは確かです。味覚・嗅覚は主観的でいろんな経験で左右されます。ですが、そういういろんな要素を差し引いても、私には美味しいワインでした。ブドウ構成やラベルにBLANCと書いてあるのでもしかすると中澤さんはフランス・アルザスを意識しているのかもしれません。私はフランスワインは飲まないので、比べることは出来ませんが、でも、北イタリアの白とは勝負できると思います。道産白ワインになかった”厚み”があります。待っていました、こういう道産ワインを。来年はKURISAWA BIANCOというラベルを造って欲しいなぁ(笑)。ちなみに東京のイタリアンで置いてるそうです。単一品種のワインも楽しみですが、NAKAZAWA VINEYARDのテロワールを表現するこのブレンドワインも続けて欲しいです。
プレッシャーをかけてしまいました。中澤さん、ゴメンナサイ(笑)。

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コメント

そうです!きっとアルザスのグラン・クリュを意識されていると思います。(ケルナー入ってるのはひとまず置いといて)

ココさんヴァージョンを購入しましたが、10月に入ってからワイン会で開けようかと企画中です。(鶴沼トラミーナ2005とアルザスのマルセル・ダイスのを加え3本で比べて見ようと。)
またそれの内容は、小生Blogに掲載します!

投稿: おっくー | 2007年9月24日 (月) 23時41分

ちょうどここのワイナリーの話を札幌で話してました。一度飲んでみたいです。最近考えてワインを飲んでいないのできちんとのみたいです・・・。

投稿: ナカツカ | 2007年9月25日 (火) 12時47分

おっくー様
いえいえ、ケルナーを入れるところが栗沢のテロワールなんです!
ワイン会の企画、いいですね。ご報告を楽しみにしております!

投稿: アマ | 2007年9月25日 (火) 18時49分

ナカツカ様
何をおっしゃいますか、いつもきちんと飲まれてるではないですか!来年また秋の営業がありましたら、是非畑にお連れしたいと思っております。
rubiの件、ありがとうございました!

投稿: アマ | 2007年9月25日 (火) 18時51分

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